環境活動
環境にやさしい企業へ

三重工場の省エネルギー、環境への取組

メロディアンの工場では、これまで企業活動に直結する様々な省エネルギーに関する取組を実施しています。
ここでは、空調設備、コンプレッサー冷却塔の省エネとポーション用シートの薄肉化の取組についてご紹介させて頂きます。


【生産現場空調機、送風制御導入による省エネ】

空調設備の消費電力は工場全体の約20%を占めており、製造現場のパッケージエアコンは生産時24時間運転しています。30分に1回、4分間送風運転に切り替わる制御装置を取付、複数台のエアコンを順次制御する事で室内温度に影響を及ぼす事無く、省エネを図る取り組みを行いました。
2023年度、充填室・包装室合計で年間約22,000kwを削減する事が出来ました。

生産現場空調機、送風制御導入による省エネ

【コンプレッサー冷却塔の省エネ取組】

コンプレッサー設備には2台の冷却塔があり、それそれ複数台のコンプレッサーに冷却水を供給しています。
これまでは、休日のコンプレッサーが運転していない時間も冷却塔は稼働していましたが、コンプレッサーの台数制御盤を更新にする事により、コンプレッサーと連動した制御が可能になり、負荷に応じた運転を行う事が出来る様になりました。
2023年度には冷却塔の配管改造を行い、より効率的に冷却水を供給する事が可能となりました。単月効果から年間で約28,000kwの削減効果が試算出来ています。


【ポーション容器原料のシート薄肉化への取組】

世界的な原材料価格の高騰は弊社の生産にも大きく影響を与えており、またプラスチックの使用量削減といった環境への取り組みは、全社をあげての課題でもありました。
主力商品であるポーション容器の形状を再度研究し、強度を保ちつつ容器成型の変更を行うことで、原料のプラスチックシートの薄肉化を行い、年間で86tのプラスチック量を削減できる見込みです。

ポーション容器原料のシート薄肉化への取組