環境活動
環境にやさしい企業へ

三重工場の省エネルギー、環境への取組

メロディアンの工場では、これまで企業活動に直結する様々な省エネルギーに関する取組を実施しています。
ここでは、排水設備の省エネと包材ロス低減への取組についてご紹介させて頂きます。


排水処理の省エネ取組

排水処理設で使用されるエネルギー(電力)の大半は、曝気槽(微生物処理槽)への酸素の供給です。
酸素については散気装置で曝気槽へ供給しており、曝気槽内の溶存酸素量(DO値)を測定し槽内の溶存酸素が1mg/L以上になるように管理しておりました。
しかしながら溶存酸素計に表示される値は微生物に消費されなかった過剰な酸素であり、管理基準をORP(酸化還元電位)による管理方法に変更し微生物の酸化・還元力を把握することで無駄な酸素供給を無くすことで省エネ改善を図っています。

ORP(酸化還元電位)を-150mv(処理前排水) ~ +150mv(処理後排水)内で管理することで
年間26,341kwhの電力使用量削減が図れております。

  • 排水処理酸素消費内訳
    【排水処理酸素消費内訳】
  • ORPの運転管理範囲
    【ORPの運転管理範囲】
  • 曝気槽電力消費比較
    【曝気槽電力消費比較】

包材ロス低減への取組

充填3,10号機は未成型部分を連続して、打抜きに合わせて搬送すると、ズレが生じる為、打抜かず、搬送もフリーで流す状態となっています。
成型部分が打抜き前に来ると、手動操作にて位置合わせを行うため、一度機械停止が必要となり、従来の充填機と比較すると、包材ロスが多くなります。
機械停止せずに、自動で打抜き位置を調整出来るよう改善することで年間16,000mの包材ロス低減が図れています。

包材ロス低減への取組